今日はずっと仕事してたので今日のことではないのだけど。
先日初めて九寸名古屋を縫いました。
自分で刺繍を入れようと買った、無地の名古屋帯が九寸のものだったので。
無地の名古屋帯はこれまでにも2、3本買ってるのだけどたまたまどれも八寸ばかり。
でも九寸といっても手抜きして開き仕立て(苦笑)
私はおちびだから胴回り部分は半幅で十分、だから普通に仕立ててもいいのだけど、芯入れが大変かな?と(苦笑)
開き仕立てで手抜きしたといっても、お太鼓を中表に縫うのも芯にかがりつけるのも全部手縫いだから、ミシンの速さには及びもつかないけれど、時間がかかるだけで芯を入れて返す作業は思ったよりも大変ではなかったので、これからがんがん自作の帯が縫えそう。
帯地だけでなく、洋服地で帯にしよう!と買っておいた生地が結構溜まってるから、早く形にして出番をつくらないとね(苦笑)
名古屋帯で思い出したのだけれども。
先日のお直し和裁でご一緒した方に、私と同じ愛知県のT橋市のご出身という方が。
初めはわからなかったのだけども、私が短大時代、名駅の地下でバイトしてたという話から、実家がT橋で短大は名古屋だったのよ、と。
瑞穂区にあるその学校は何を隠そう、大正時代に名古屋帯を考案したといわれる女史が創立した学校。
普段に締める一重太鼓の帯を名古屋帯、と呼ぶのも「名古屋」の女学校の先生が考案したから、という説と名前そのまんま「名古屋女学校」で考案されたからという説があるけど、ある意味どっちも正しいのではないかと。
まぁ名古屋帯発祥の地ね、などと盛り上がりそのうち、三河では、いや尾張では、と話が発展していった、そうしたら。
ずっと傍で聞いてた関東出身のM先生、「ねえ!もしかして三河芯の三河、って三河地方の三河???」
「そうですよォ、三河木綿て打ち込みのしっかりした木綿で有名なんですから~(^^)」
私の生まれ育った地域にも知多木綿、というのがありましたけどね一応(苦笑)
今は見る影もないけども、私が小学生の頃はまだ数軒は残ってて、近くを通ると聞こえたがちゃんがちゃんという織り機の音を覚えてる。
言われて初めて気づくのもナンだけれど、愛知県は織物の産地が結構あるんだな、と。
尾張にはなんといっても毛織の一宮が。
三河はやっぱり木綿かな、かのトヨタ自動車だって元は織り機の会社(豊田自動織機)だし。
織物の産地だからというだけでなく、愛知は意外と着物に縁が深いのだと改めて気づいた日でありました。まぁ一部では名古屋は着物の所有率がこれまた意外と(!?)高い、という説もありますが。
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