ソーイング・縫製のこといろいろ

2024/04/14

15mm幅のバイヤステープメーカーを買いました

バイヤステープメーカーが増えました。

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もうずっと昔から、クロバー製のテープメーカーは愛用してて、5種類あるサイズのうち50mm以外は全部揃えてます。

これまでで、いちばん出番が多かったのは12mm(折って6mm)ですかね。。。ですが、お仕事では、折った状態で7mm上りのテープを要することがちょくちょく出てきました。(自分が)縫い易いから6mmで仕上げました!とはいかないのが請け負い仕事なわけで(苦笑)

でもクロバーさんには残念ながらそのサイズがないので、工業用で探してNIPPOさんの15mm上りのテープメーカーを買いました。(NIPPOさんでは、アイロン両折りホルダーという名称)

15mm上りでも、二つ折りすると布の厚みに取られたりクセ取りして痩せることも多いので、最終的にはほどよく7mmになりますw

NIPPOさんのそれはさすが工業用と言うべきか、他にもクロバー製にはないサイズがあるので心強いです(^o^)

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2024/01/13

薄地用のミシン糸・スパン糸とフィラメント糸

エースクラウンの50番糸というのは学生の頃から使い始めてかれこれ30年以上使ってるのですが、最近は60番も出番が増えました。

特に裏地用として重宝してます。

それまでは裏地に限らず、薄物にはシャッペの90番を使ってたんですけどね。

糸調子取りやすいし、細いから生地への馴染みも悪くないんだけどキュプラの裏地とかドレスに使うような光沢のある薄地にはツヤのないスパン糸は見た目がちょっと。。。💦

エースクラウンの60番を使い始めたのはお仕事で指定されたことがきっかけなんだけど、あーこの細さは裏地や光沢ありの薄物にもぴったりじゃないかっ、と今更ながら気づいたというわけです、恥ずかしながら。どちらかというと家庭向け糸であるシャッペスパンは、糸巻小さいから保管に場所を取らなかったことも利点の一つだったけど、やはり見栄えには勝てず(爆)

必要に応じてじわじわと増えるエースクラウン60番、ウチの糸の定位置である机の下をあれこれ片づけてスペース作ったけどすぐに埋まってしまいそう、もっと整理せねば。。。(爆)

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2023/12/28

秒針のある時計

もう数年前になりますが、机の前面に置いている時計を買い替えました。

前の時計は小6の時に引っ越して個室をもらった記念に買ってもらったもので、足掛け40年ぐらい使ってたのですが、さすがに針にガタがきて壊れてしまったので買い替えました。

新しい時計は秒針があること、を必須条件に探しました、プラス文字盤タイプであること。

机で、黙々とパターン引いたりミシン踏んだりしながら、今何時くらいかしらと顔を上げたときに、短針長針の開いた角度でぱっと時間が判りたいので。なので数字を読まなくちゃならないデジタル式は対象外(苦笑)

そして、秒針は芯張り用。

芯を貼るときは一箇所につき10秒前後、アイロンを動かさずにいるのだけれど秒針があると、この10秒が判りやすくて。

スマホやキッチンタイマーには秒単位で使えるタイマーもあるけど、スタートのたびに押しなおすって結構な手間。

秒針のある時計ならパッと顔上げて秒針の動きで10秒はすぐ判るし、アイロン持つ手を取られないからずらすのもラクで、芯張りもサクサク進みます。ということで、私にとって縫い仕事中に使う時計は秒針必須なのでしたw

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2020/07/19

ジャージィ生地

こんにちは

一昨日だったかな、テレビを見てましたら「体操服のことをなぜジャージと呼ぶのか?」というクイズが出されてました。

私はすぐに、ジャージィ(またはジャージー)生地で作ってるからだとわかりました。テレビでは少し違う切り口の正解答が発表されてましたが、ジャージィ生地を使ってるから、という部分では一致してました。

でも。

今って、ジャージィ生地ってもう言わないんだ、とハッとしました。

実際、一緒にテレビ見てた家族もえ~そうなんだ!と言ってましたし。

私が中学に上がる頃までは、確かにジャージィ生地が生地屋さんで売られてました。

実家のある小さな田舎町の生地屋さんでも「綿ジャージィ」とかって売ってました。

私が小学校高学年の頃、大高輝美さんのお人形本が女子の間でめちゃめちゃ流行ってました。

そのうちの1冊がこれなんですが

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この本では、フェルトのマスコット人形の他に、もう少し大きめのいわゆる抱き人形の人形の作り方も載ってまして、人形の胴体の生地がジャージィ指定でした。

家の近くの生地屋さんでも、名古屋の大塚屋でも「ポリエステルジャージィ」とか「綿ジャージィ」の扱いがあって何度も買ったものでした。

あれから40年、気が付いたらジャージィとはもう誰も呼ばなくなっていたんですね、全然気が付いてませんでした。

あの頃のジャージィは今でいうとフライス、スムース、ポンチあたりが似ています、風合いとか伸びの感じとかが。

こんな風にあの頃は確かにあったけど、今となっては。。。なものって意外に多いのかもしれませんね。

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2020/07/09

ミシンが、入らない。。。謎のパターン

こんにちは

今日は受注仕事の縫製をしてました。

生地そのものは、たぶん綿、もしくは綿ライクな生地でアイロンのかかりやすさ、縫い易さは申し分なし。パッカリングとかも起きにくい。

しかしパターンが、その。。。

厳密には縫代のつけ方、かな。

ロック始末なのに、かなり急な内カーブ、とか。

デザインの関係でどうしても、急なカーブになってしまうというのならわからんでもないです、やっぱりデザインて大事。

でもくだんのそれは、ポケット布。。。(^^;)

表から見えない、縫いづらい急な内カーブにしなくても問題なさそうな部分を、なぜにそういうことする?

他の部分も、ミシンには押え金というものがあることを忘れられてるのかなぁ???と思ってしまう縫製仕様がそこかしこに。

たぶんもう、ここのパターンを縫うことはないと思いますが、にしても予想以上に時間がかかってしまいました、ちょっと疲れました。。。やれやれ(;^_^A

 

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2020/07/07

マルチタスクというか同時進行?に挑戦(苦笑)

こんにちは

私はマルチタスクというか、同時進行があんまり得意ではないのですが今日は頑張って3つ、こなしてみました。

身幅詰めを承っているドレス

日曜に買った息子のズボンの裾上げ

コツコツ作り溜めているがま口ポーチ

一応、最優先は息子のズボンの裾上げでしたね、これが一番デッドラインが早いので。

ドレスの身幅詰めも、金曜に承っているのだから本当ならもう仕上がってなくちゃ、なんですが急がないというクライアント様のお言葉に甘えてしまいました(汗)すみません、明日には完成させます。

がま口ポーチは、白大島と藍大島の表地と芯を裁断。あ、白大島の方は裏地も裁断。藍大島の裏地は未定なのでそれはまた改めて。

息子のズボンの裾上げは、ちょっと時間かかってしまいました。

デニムやチノパンのようなカジュアルパンツにはつけませんが、紳士服のズボンの裾の内側にはたいてい、靴による擦り切れを防ぐための横長の布が付いています。あれ、正式名称はなんて言うのかな?私はなんとなくかかと当て布なんて言っちゃってますが。。。

靴による裾の擦り切れを防ぐためなので、裾の折山より1ミリあるかないか、はみ出させて縫い付けます。はみ出してないと擦り切れ防止にならないけど、かといってはみ出し過ぎてもみっともないものなので慎重にやってたら、時間かかってしまったというわけです。レディスのように裾切ってロックかけてまつるだけなら早いんですけどねー(苦笑)

明日はどこまで進められるかなぁ。。。

じゃなくて、ここまで済ませる!というきちんとした段取りをしなくちゃなんですよね、本当は(汗)

 

 

 

 

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2020/07/06

内職さんが減っている?

こんにちは

昨日の、日曜のことですが近所にある紳士服の量販店へ息子のズボンを買いに行きました。

息子は夫と違って、業務中は制服があるし通勤もラフな格好でOKな会社なので、背広というかスーツは一張羅のものしかありません、それも冬物。が、今週本社で業務改善に関するレポートだか何かの発表があるとかで、急遽スーツとまではいかずともきちんとした服が必要になったので買い出しに出かけたのでした。

なにせ息子の普段の通勤着といえば綿シャツかポロシャツにカーゴパンツ、なんていうラフさですから(苦笑)

あれやこれや試着して、なんとかどれにするか決まったところで、販売員さん。

「裾上げに2週間かかります」

「ええええっ」

今週着たいので。。と告げると特急なら〇日の夕方に、とも言われましたがそれでも間に合わない。

裾上げは自分でしますから、ということで支払いを済ませ、裾は未仕上げのまま引き取ってきましたが、以前はもうちょっと早かったような???

何年か前に夫のスーツ買ったときは、3,4日だった記憶があります。

もしかして、裾上げの内職する人が減っているのかも、とふと思いました。

そういえば10年くらい前までは、こういった紳士服の量販店の裾上げを担当するパート職や内職の求人を新聞折り込みの求人広告でよく見かけてましたが、最近は殆ど見なくなったなぁと今更ながら思い出しました。

販売量の多い店では、お店の奥で裾上げを担当するパートスタッフの募集もちょくちょく見かけました、以前は。

たぶん、外注というか内職さんに出してるのでしょうね今は、でも内職さんの数も減って同じ人が何枚もやるから自然に納期も長くなってしまうのかなぁと、あれこれ思った雨の日曜でした。

 

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2020/06/30

細ロックと巻ロック

こんにちは

先週は承ったドレスのお直しをしておりました。

身幅詰め、襟ぐり調整そして丈詰め、というお直しでした。

丈詰めした後の裾の始末、今回は細ロックでやりました。

ヘムを軽く仕上げる裾始末には、他にも巻ロックという方法がありますが個人的にはオーガンディ生地の場合、巻ロックより細ロックの方が綺麗に仕上がる気がします。こんな感じ↓

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基本的に、お直しの場合は初めに施された始末と同じ始末でお直しします。

なので、初めの始末が巻ロックだった場合、お直し後も巻ロックで始末しますが、できれば細ロックがいいなぁというのが本音だったりします(爆)

細ロックだと、ロック糸は3本ともスパンもしくはエースクラウンのようなフィラメント糸でやれます。

ですが巻ロックは上ルーパー糸をウーリー糸にしないと、きれいに仕上がりづらいです。

時々上ルーパー糸もスパン糸でやってあるヘム始末も見たことありますが、生地を選びますね。やはりどうしても隙間からぼさぼさと糸が覗いてしまうことが多い。

でもでもウーリー糸って一巻きの量がハンパないってご存じでした?

 

Tw200629

左がエースクラウン50番3000m巻き、右がウーリー糸200gです。どちらも工業用向けの糸です。

エースクラウンがなんだか小さく見えますが、これでも3000m巻きなんですよ。単体で見れば結構大きいと思います。が、しかしその上をゆくのがウーリー糸なのでした(苦笑)

これ絶対一生かかっても使いきれないと思う。。。そんなウーリー糸がうちには30個ぐらいあるわけですが。

200gのウーリー糸、小分けにしてフリマアプリででも売ろうかしら、などという思いが頭をかすめる今日この頃です。。。

 

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2020/05/31

縫い方覚書ノート

こんにちは

先日、お請けした縫製のお仕事で、自分ではあまり縫わない仕様がありました。

なのでそのコツなどを、シーチングで再確認しつつノートに書き込みました。

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写真で見ると、ま、普通の縫い目利用ポケットなんですけどね(汗)

ステッチ幅をそろえるためにはとか、先にアイロンしておくと便利、とかまぁイロイロです。

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手描きですが、ちょっとした注意事項なども含めてノートに書き込みφ(..)

 

若い頃は、こんな風に書き留めておかなくてもちゃんと覚えていられて、必要なときはすぐに思い出せたのですが最近はそうもいかないので、こんなにきちんと書くことはせずとも、走り書きのメモ程度でも書いて残しておくようにしています。

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2020/01/30

ダウンジャケット、ダウンベストなどの中身

 数年前かな、ユニクロが廉価でウルトラライトダウンシリーズを発売してから、一気に普及したように感じる、ダウンの入ったコートやベスト類。いや、ダウンジャケット自体はそれこそ40年くらい前からありましたが、特定の数ブランドしか出してなくて結構いいお値段してたから、まだまだ着る人は限られていました。

その、ダウンジャケットの中に入ってる羽毛って見たことありますか?(^^)

一昨年から関わっているお店の商品に、ダウンコート、ダウンジャケットがありまして。

私はパターンや縫製をやっていますが、さすがにダウンは、専門の業者さんにパターンを送って各パーツ毎にダウンパックを作ってもらってから仕立てます。なのでいつも見てたのは、既に内袋(ダウンパック)に入った羽毛。

ですが、先日ちょっとダウンの量を調整する必要に迫られて、ダウンパックの中身を取り出したというわけです。

それがこれ。。。

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ダウンにもいろいろ種類があるらしい(業者さんのカタログには5種類くらいありました)ので、これは一例です。

いやー恥ずかしながら、私は実は初めて見ました。

ちょっと前までのダウンジャケットって、パンパンにダウンが入ってて、中年になってすっかり太ってしまった身には、着るのに少し、いやかなり抵抗がありました。そう、いわゆるボンレスハム(!)みたいなシルエットになってしまったから(爆)

薄いタイプのダウンジャケットが普及して、やっと、私でも着られるかな?と最近思い始めました。

ボンレスハムになってしまう(!)以外にも、ダウンジャケットは軽さのためにやはり軽いナイロン製の生地で作られてることが多くて、私にはちょっとカジュアル過ぎて、あまり気が向かなかった。

今年の冬はもう間に合わないかもしれないけど、自分の好きな生地で自分のダウンジャケットを作ってみようかな、と思い始めている今日この頃です。

 

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