透ける生地の芯貼り
今日はオーダーいただいたブラウスの裁断&芯張りをした。前と同じ形で、ということでパターンは以前のものを使用、パットを変えて欲しいということなので、肩線は少し変更したけども。
お預かりした生地は、薄いポリのジョーゼット。細かい模様のプリント柄で、全体的にはピンク系の色目。ところどころに織り柄が水玉のように入っている。色目が薄いので、肌に乗せると微妙に透ける感じはあるが、裏地をつけなくても大丈夫そう。
まずは、基布も樹脂も薄い(から沁み出しにくい)のに、張りがきちんと出るステーフレックス(たぶん^^;)を試し張りしたらあんまり付きは良くなかった。ジョーゼットだから仕方ないか(^^;)次はアピコのAM100(たぶん^^;)を試す。さすがアピコ、付きはばっちりであった。ラッキーなことに色目もぴったりであった。
透ける生地の時は芯の色目にとても気を遣う。前見返しは特に。
見返しが身頃布の下で肌と並んだとき、同じ透け方をする色目を選ばないと、見返しだけが見事に浮き上がって目立つし、身頃の色が見返しに乗ってる部分と肌に乗ってる部分とで色が変わって見えることさえある。
初めに、茶系のベージュ(ステーフレックス)をあわせたら見事に色がズレた(^^;)次にあわせたアピコはオレンジピンクといった感じの黄味の強いピンクで、これがしっくりきた。良かった、在庫があって(^^;)
けど薄手のベージュや白系の芯の在庫が、思ったより少なくなっていた。中肉のダンレーヌ(たぶん^^;)なんかは結構在庫があったのだが。今度日暮里行った時に、忘れずに補充しなくては。もちろん、アピコも。アピコのオレンジピンクも3メートルとか買ったはずだから、結構使いでがあったが今日見たらかなり少なくなっていた。
ちなみにステーフレックスやアピコなどにすべて(たぶん^^;)をつけているのは、買う時に品番やメーカーを見て買ってるわけではないから(!)この基布や樹脂のつき方はきっとステーフレックス、ダンレーヌ、アピコと判断してるにすぎない(爆)
アピコの芯、それもAM100、200は基布にとても特徴があるのと、カラーバリエーションが豊富なので判断はつきやすいのだが。薄い生地用の芯の区別がつくのは勤めてた会社がブラウスメーカーで、仕事でよく使ったから。これがジャケットやコート用の厚手の芯になってくるとダンレーヌとバイリーンの区別も怪しくなってくる(^^;)ま、メーカーがどこでもちゃんと仕上がればよいってことで(^◇^;)
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コメント
選べるほど芯地のストックのない私は、いっそ見返し始末をやめて「前たて完全三つ折り」なんかに逃げまする・・・
インナーに何色着るかでも違ってきそうだし~
投稿: たなかともこ | 2005/08/31 15:02
うはは、そうなんですよね>インナーの色
後で気づいて、画は下げました(^◇^;)
自分の服のときは肌に乗っけて、をやりますが。。。
普通にハンガーとかに吊るして見てみて、身頃と見返し部分の色が激しく違って見えない程度には(芯の)色を選んでるつもりです(^^ゞ前立て完全三つ折りは、パジャマなどに使ってます、芯貼るのちょっと面倒だな~というただそれだけで(爆)
芯の在庫は淡色系薄手で4、5種類くらいですよ(^^;)、真っ白とベージュと茶ベージュと薄グリーンとくだんのピンク系。淡色系中肉になると白とベージュ、濃色系になるともっと減って薄手でも黒と濃紺とブルーとかで。だからそんなに多いとは思わない・・・のは私だけ?
投稿: ユリウス | 2005/09/01 08:24