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2005/06/30

時給換算

自分の作ったものを売るとき、値段を幾らつけるか。
洋裁を含めた、モノ作りをする人がネットであれ、実店舗であれ販売をしようとするとき、必ず直面する問題ではないだろうか。原材料費はすぐに算出できるからそこまではすんなり出るが、そこに工賃としていくら上乗せするか。
ここでやはり分かれるところなのでは。
計算し易くおそらく多くの人がいちばん考えつきやすいのは自分で自分の時給を設定して、かかった時間分を工賃とする方法だと思う。
だが。本当にこれって正しい算出法なのだろうか、と思うことが多々ある。
なぜなら熟練した技術を持つ人はえてして、作業も早いからである。もちろん、早いといっても限度はあって、熟練度がどんなに増しても最低限必要な時間、というものはあるけども、少なくとも始めたばかりの人と、同じモノを作ったら熟練者の方が早く、しかも出来の良いものを作れるのではないだろうか。そうしてできたものに値をつけるのに、工賃分を純粋にかかった時間分だけ上乗せするとしたら熟練者の作ったものの方が廉価になってしまう。それって何かヘンな気がするのは私だけ?
布関係でいえば、布選びや色等のセンスが同じならば縫い目が歪んでたり、一度洗濯したらダメになってしまいそう(!)なものより、しっかりした作りの方を選びたくなるのは人情だし、消費者としては当然では?と思うのだ。

なぜこんなことを書いてるかというと私自身が恐ろしく手が遅い(作業が遅い)からだが(!)
本人は必死でやっているつもりなのに、時計の針は誰かが進めたんじゃないかと思うくらいガンガン進む(爆)

なので私は、時間ではなく技術を買ってもらってる、買ってもらおうと思うことにしている。言い訳がましいけど(^^;)できた品で出来(技術)を見てもらい、時間はこのくらい下さいといって、さて幾らで買ってもらえますか、幾ら出して貰えますか?という具合。
具体的なことを言えば縫い目一本幾らってことで、縫う個所が多ければその分上乗せ、扱いの大変な生地だと手間が余計にかかるということで上乗せ、なんてこともしての技術料だったりするのだが。ま、そういうこともひっくるめて、私の技術幾らで買ってくれますか、いくらまでなら出してもらえますか?なのだが、実はこのテの交渉が私は一番苦手だったりする。。。(^^;)
フリーでやっていこうとするのなら、苦手だなんて言ってちゃいけないんだけどサ。


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コメント

私のお客様は誰ひとりとして、仕事依頼の時に「いくらぐらいで縫ってくれる?」とか「いくらぐらいのつもりしといたらいい?」とか尋ねてはくれません・・・・
出来上がって納品の時に「いくら?」「○○円です」てな具合。
安いと思われてるのか高いと思われてるのか、謎です。

一応、原材料費プラス時給換算で「お仕立て代」を戴くわけですが、この時給ってのがけっこうくせもので。時価に近いものがあったりします(爆)変動価格制といいますか・・・

このネタは書き出すと長くなるので、近いうちに自分の日記に書きますわ~

投稿: たなかともこ | 2005/06/30 21:23

いや、ほんと悩みますワ、価格設定には(^^;)
安い、と思われる分にはまぁええとして、吹っかけてると思われるのはナンだし(爆)
幾らで買ってくれますか?なんて書いたけど現実は、「(条件は)どんなもんやろ?」と詳しい話を聞かせてもらう時に提示された額を見て、ここまでやってこの額なら悪い話ではないわ、とかこんだけではちょっと割に合わんかなぁ、と自分で納得できるかどうかで、決めてるんやけどね(^^ゞ
ちなみに自分の中での基準は、勤めてた頃のサンプル価格に準じてるかなぁ?(^^;)
パターン代はそうでもないけど。。。

投稿: ユリウス | 2005/07/03 20:47

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» 値段を付けるのは難しい [つれづれ縫い縫い日記]
昨日の日記で「明日こそ朝から働く」と書きましたが、撃沈。ブラウスのパターンを描こうと紙を広げたのは14時過ぎでした。外枠書いただけで今日の作業は終わり・・・それだけではナンなので、頼まれていたTシャツの修理をしました。工賃300円てとこかな。ユリウス師匠のブログに先日、「時給換算」の話が載ってたんやけど、ほんとに値段つけるのは難しいよ〜生地とか付属とか、原材料費は計算出来る。でもたとえば、糸とかバイヤス... [続きを読む]

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