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2005/02/10

海辺の町

子どもの頃、道路の端によく白い砂が溜まっていた。
歩道のすぐ下とか路側帯の辺りに。
自転車に乗っていてその砂にハンドルを取られそうになったことも、何度かあった。
なんでそんな砂が溜まっているのか理解できたのは、かなり大きくなってからだった。

いつも海は身近にあった。
自転車を15分もこげば砂浜に出られた、北へいっても東へ向かっても。
友人達と磯遊びをした浜。
潮干狩りに行ったきりなかなか戻らない母親を呼びに行った浜。
本当は遊泳禁止なんだけど泳いじゃった浜。
父や兄と釣りをした港や堤防。
実家を出て10余年、自分の中では遠い記憶になりつつあるのに
最近やたらに呼び戻される気がする。
地下鉄の国会議事堂前駅で航空写真とはいえ、懐かしい浜の写った新空港の
広告パネルを見たときは、目が点になった。

私の生まれ育った町は歴史はそれなりにあるが知名度は低い、いや低かった。
出身はどちら?と聞かれても町の名前を言ったところで、わからない人の方が
多いから名古屋近郊、知多半島の中ほどと答えていた。
今は・・・もうすぐ空港ができるあそこです、というとすぐにわかってもらえる。
いいんだか悪いんだかわからないが(苦笑)

この町は何十年経っても変わらない、と以前は思っていたが
さすがに少しずつ変わりつつある。東京のそれに比べたら、
まるで規模は小さいけども。
私が小学生だった25年前、我が町の人口は5万5千です、と習ったが
未だに5万5千だというのだから変わらない、と思うのは無理ないことでは
あるまいか(!)

正月に帰省したとき散歩がてら子ども達と、近くの丘へ登ってすっかり
出来上がった空港を眺めた。
お向かいの四日市コンビナートも見えるほどの、小さな湾に国際空港なんて
作れるのか、とぼんやり思っていたのだが。

のどかでひなびたあの町をバックに、なにはともあれ来週開港する。

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